あの日のニューオープン

1882年(明治15年)創業 塩芳軒 Shioyoshiken / 西陣

第64回 1905年創業 一澤信三郎帆布

創業初期に撮影された写真。従業員たちは“塩芳軒”の名前が入った揃いの法被姿。

四季や風土を大切に、守り続ける“菓子づくり”
京都の魅力がつまった繊細で上品な京菓子


 創業は、1882年(明治 15年)。銘菓「聚楽」や丸い形が可愛らしい和三盆「雪まろげ」、京都の四季の移ろいを表現した繊細な上生菓子などが、多くの人に愛されている。創業は明治初期だがそのルーツは室町時代。中国から日本に饅頭を伝えた林浄因(りんじょういん)の流れを汲む京菓子の名店「塩路軒」を初代が別家する形で創業したのが始まりとされている。その後、現在の西陣の地に移転。築100年以上の店舗には、今も別家であることを証明する伝統的な黒染め暖簾がかけられている。現在、暖簾を守るのは 5代目。素材選び、伝統技が生きる京菓子をこれからも作り続けていく。

建物は京都市の景観重要建造物にも指定されている。

塩芳軒
京都市上京区黒門通中立売上ル
TEL:075-441-0803